夫の浮気！でも嫌いになれない…離婚しないための浮気調査

夫の寝言で発覚した浮気！

それは今から4年前のことでした。

私が主人の浮気に気づいたのは、寝言でした。
夫は元々大きな声で寝言を言うタイプでしたが、
いつも仕事のことばかりで特に気にしてはいませんでした。

ところがある日、寝ながら私を抱きしめたと思ったら
別の女性の名前を言ったのです。
(名前は出せないのでイニシャルでAさんと呼びます。)

初めは聞き間違いかなと思ったのですが、二度目のときに
確信にかわりました。

この時私は、“ついにこの日がきたか”と思いました。

何故なら私も、元々浮気相手だったからです。

主人と出会ったときに、彼には同棲している
彼女がいました。

彼は束縛の強い彼女が嫌で、携帯を2個持ちしてまで
浮気を何回かしていたそうです。

それを知っていた私は、軽い遊び相手のつもりで
関係を持ちました。

ところが運悪く彼女にバレて、色々と揉めた結果
どういうわけか付き合うことになりました。

更に半年後に子供ができ、でき婚という形で結婚することに
なったのです。

彼は結婚願望が全くなく、子供も好きではなかったので
独身でいたかったようですが、私がどうしても子供を
産みたかったので、仕方なく責任をとってくれたみたいです。

でも限りなく優しく、稼ぎもよかったので、家に居なくても
特に困ることはありませんでした。

彼は見た目もよくサッカー部のエースだったため、今までモテて
生きてきたらしく、これからもチヤホヤされていたいと思って
いるようでした。

ですのできっといつか浮気はするだろうなぁと思っていたのです。

ただやはり目の前で、しかも寝言で別の女性の名前を言われるのは
ショックでした。

とりあえずその後、特に何も聞いたりはしませんでした。

浮気の証拠は携帯に！しかも相手から誕生日プレゼントまで

ですが彼は携帯をその辺に置いておきます。
なのでAさんの名前で「会いたい」とか「大好き」などなど
送られてきたメールは、簡単に見ることができてしまいました。

更に彼の誕生日には、Aさんのイニシャルのネックレスを
もらってきました。
隠すつもりがないのか無神経なのか、私にはよくわかりません。

元々家に帰ってくるのは週に一度位なので、浮気するのは
簡単だったと思います。

離婚しないために浮気調査を依頼！

子供も小さかったので、離婚しようとは思っていませんでした。

ただ向こうから別れたいと言われるかなと思い、急いで保育園を
決めて仕事を探しました。

そして別れたいと言われても離婚できないように、主人の浮気の
証拠を押さえておきたいと思いました。

以前、不貞行為をした側から離婚の請求はできないと聞いた
ことがあり、調べたらその通りだったからです。

そこで探偵事務所に行き、主人が十中八九浮気していること、
離婚したくないのでその証拠が欲しいことを伝えました。

彼はまったく警戒していなかったようで、探偵の調査のおかげで、
アッサリとAさんとの浮気証拠を握ることができました。

［今度は夫から浮気を疑われることに？］

これでもし離婚を言い出されても拒否することができると
安心していたのですが、今度は私の仕事先で困ったことが
起こりました。

仕事先の店長に気に入られてしまい、しかもその人が
押しの強い束縛の激しい人だったため、主人に私が浮気を
しているのかと問い詰められてしまいました。

彼は「店長の方が愛してくれるのならば離婚してもいいよ。
僕はちゃんといい旦那も父親もできないから。」
と言いました。

私は決して店長のことを好きなわけではなく、むしろ
言い寄られて困っていたくらいでしたので、
「離婚は嫌だ」とはっきり主人に言いました。

その時初めて私は、「いい旦那も父親もできないだなんて
言わないでほしい。少しずつでいいからあなたと家族に
なっていきたい」と、主人に伝えたのです。

店長とは何もやましいことがないことも理解してくれた上で
主人は私の思いを受け止めてくれたようでした。

夫はいつの間にか浮気相手と別れていた

現在、まだ私は主人と離婚せずに暮らしています。

Aさんとはいつの間にか別れたようです。
Aさんは別の男性と結婚し、どうやら子供もいるようです。

私の浮気が疑われたあのとき、主人に浮気の証拠を
突き付けてもよかったのですが、私は主人と離婚したく
なかったので、それはやめました。

主人のモテていたいという願望はまだあるようですが、
娘が大きくなるに連れて家族との時間を大事にしてくれて
います。

それが年を取って体力が落ち、浮気をする気力がなくなったから
なのか、家族を大事に思うからなのかはわかりません。

ただ、多分私は一生彼を信じることはできないと思います。
でも、何故か彼を嫌いになれないし、やっぱりまだ好きだと
思うのです。

でもそれくらい冷めている位で、上手くいっているような気がします。